「ふせ」のしつが必要な理由

犬のしつけの基本に「ふせ」がありますね。
「伏せ」は犬が地面にお腹をつけて前肢を前に出してリラックスしてすわっている姿になります。

 

今日は、そんな基本のマナーでもある「ふせ」のしつけ方についてお話しさせていただきます。やり方やポイントには7つあります。それらは、

  1. もっともシンプルなしつけの方法
  2. 「ふせの姿勢」を作ってしつける方法
  3. 「おすわり」の姿勢からしつける方法
  4. 「おやつ」を使った方法【その1】
  5. 「おやつ」を使った方法【その2】
  6. 寝たり降参ポーズになってしまう場合
  7. 「ふせ」のしつけを嫌がる場合

この7つになります。
今日はこのことについてご紹介させていただきますね。

 

 

その前に、そもそも「ふせ」は、「まて」「おすわり」に続くくらいに必要な基本的なしつけですね。「ふせ」はワンちゃんに覚えさせる必要のあるしつけです。
といいますか「ふせ」は必ず身につけるようにしてくださいね。
その理由はいくつかあります。

 

 

「ふせ」は犬にとって快適な姿勢

なぜ「伏せ」が必要かといえば、まず「ふせ」は犬にとって快適でリラックスできる姿勢だからなんですね。

 

「ふせ」は、地面に伏せるという姿勢です。この姿勢は犬にとってとても楽チンな姿勢なんですね。「ふせ」は気持ちが安らぎ精神的に落ち着きます。

 

リラックス効果もありますので、「ふせ」をしつけることは犬にとって快適な生活をさせる上でも必要になってきます。ですので「ふせ」のしつけは必ず覚えさせるようにしてください。

 

長時間の「待て」よりも「ふせ」が楽だから

上記のことと関連しますが、「ふせ」は犬にとって身体的にも精神的に落ち着かせる効果があるため、長時間、犬を待たせる場合は「待て」よりも「ふせ」のほうがいいんですね。

 

「ふせ」は犬が疲れない姿勢でもあります。
「ふせ」は「まて」「おすわり」「おいで」に並ぶ基本的なしつけとして理解したほうがいいですね。

 

犬の「ふせ」は周囲の人達にも安心感を与える

犬を怖いと感じている人は意外と多かったりします。そういう人達のためには犬は「伏せ」の姿勢で待っている姿のほうが安心します。

 

やはり「伏せ」ていますと、「犬が飛びかかってこない」という安心感を生み出すからです。

 

周囲の人達の全員が犬に理解があって、犬の気持ちがわかるとは限りませんよね。ですので犬が伏せている姿を見せることで安心感を周囲に与えるわけですね。

 

特に外出する場合、犬の姿を見て怖がる人もいますので、歩いている時以外は「ふせ」で待たせると、周囲も怖がることがなくなります。近所とのトラブルの回避にもなりますね。そういう観点からしても「ふせ」をしつけることは欠かせません。ぜひともしつけてくださいね。

 

 

 

「ふせ」は服従心がある犬ができる姿勢

ところで「ふせ」が犬にとって快適といっても、実は、人間の命令で「ふせ」の姿勢を取るのはハードルが高かったりします。「犬にとって快適だから伏せのしつけは簡単」とお考えなら、実は違ったりします。

 

確かに「伏せ」は犬にとって楽な姿勢ですが、反面、無防備な姿勢にもなります。つまり安心できる環境でなければ犬は「伏せ」をしないんですね。つまり飼い主を信頼し主従関係がしっかりと構築された関係ができてはじめて「伏せ」をするようになるんです。

 

これが飼い犬の場合の「ふせ」だったりします。つまり飼い主への服従心があるからこそ、犬は「伏せ」ができるわけなんですね。

 

ですので「ふせ」のしつけは最初からできるわけではなく、まずは「お手」「まて」「よし」「おすわり」といった基本的なしつけができた上でできる「しつけ」だったりします。

 

しかしながら「伏せ」ができるようになると、あなたの犬は服従している証拠ですので、飼い主との間に適切な主従関係ができているとみなすことができると思います。

 

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「ふせ」のしつけの仕方

「ふせ」のしつけの仕方ですが、やり方にはいくつかあります。

 

どの方法でも大切なのは、飼い主のあなたが「ふせ」と声をかけたときに、犬が地面にふせることを「ふせ」として理解させることですね。

 

そして次に大切なことは、「ふせ」ができたら、きちんと褒めるてあげることです。
子犬の場合は大げさにほめてあげてもいいくらいです。飼い主の喜び度合いを犬にきちんと伝えることが肝要になります。

 

もっともシンプルなしつけの方法

一番シンプルなやり方は次の通りです。

  1. 犬は地面に対して自然に「ふせ」の格好をします
  2. この姿を見たタイミングに「ふせ」と声をかける

このようにいたします。
これが一番シンプルなやり方ですね。

 

大抵の犬は、自然に伏せる姿勢を頻繁に取ります。ですので「ふせ」と指示を出すチャンスが結構あります。このタイミングを見つけては「ふせ」と声をかけてしつけていきます。

 

ただし自然に「伏せ」の姿を取るチャンスがない場合もありますし、このシンプルな方法でしつけることができない犬もいると思います。ですので次の方法をご紹介します。

 

「伏せ」の姿勢を作ってしつける方法

「伏せ」を憶えさせるために「伏せのポーズ」を取らせてしつけるやり方もあります。もしかするとこれが一般的なやり方かもしれませんね。やり方は

  1. まず飼い主のあなたは「犬の左側」に座る
  2. このとき首輪に近い部分のリードを引っ張る
  3. 左の手のひらを犬の首もとに置き、左腕で背中を押しながら
  4. 右手で犬の右脚の後ろ側から押して曲げるようにしながら
  5. 「ふせ」と命令する
  6. 犬が立ち上がらないように左腕で押さえ、右手は足から離す
  7. もしも犬が立ち上がらずに「ふせ」をしているなら充分に「ほめる」

この通りとなります。
「伏せ」ができるようになるまで、これを繰り返すやり方です。

 

「おすわり」の姿勢から丁寧に「ふせ」を身につける方法

上記の方法以外にも「ふせ」のしつけ方があります。
こちらは丁寧なやり方になります。

  1. まず飼い主が犬の左側に立つ
  2. 犬に「おすわり」と命令
  3. リードを短く持って下に引っ張る
  4. 同時に犬の左前肢を右手で握って前に出す
  5. 犬が地面にお腹を付けるとろこまでできたら「ほめる」
  6. 犬から離れてみる
  7. 犬が伏せを解除して立ち上がろうとしたら
  8. 犬の背中を押しながら再び「ふせ」と命令
  9. 同じようにリードを下に引っ張って右手で前肢を前に出す

これを繰り返します。
そうして右手を下に下げただけで「伏せ」ができるようになるまで練習していきます。

 

 

「ふせ」ができない場合

以上が「ふせ」のしつけ方になります。

 

しかし上記の方法でもうまくできない場合もあるかもしれません。
それは理由があります。

 

そもそも「ふせ」の姿勢は犬にとって無防備な体勢となるため、警戒心の強い犬の場合は抵抗を示す場合があるんですね。

 

また飼い主との間に主従関係と信頼関係が構築されていなければ、「ふせ」のしつけが上手くできないことが多くなります。

 

ですので「しつけ」の基本になりますが、しつけの練習を通して飼い主との間に主従関係・服従関係・信頼関係を作っていくことが何よりも大切になります。

 

こうしたことを踏まえながら、「伏せ」に手こずる難攻不落なワンちゃんのしつけの仕方をここではご紹介いたします。

 

「おやつ」を使った方法【その1】

主従関係もさることながら、犬の警戒心が解けず「ふせ」をしてくれない場合は「おやつ」を使ったやり方が功を奏する場合があります。
やり方は、

  1. まず犬に「まて」と命令するか、「お座り」を命令する
  2. 飼い主は立ちひざになって犬の前に座る
  3. 犬の好物な「おやつ」をひざの間から出して犬に見せる
  4. 犬の鼻の先におやつをかかげて犬の注意を引く
  5. 犬がおやつに興味を持ったなら「おやつ」を床に下げる
  6. 犬は床に鼻をつける姿勢になり自然と「ふせ」の姿勢になる
  7. このとき「ふせ」と命令
  8. 「ふせ」ができたら大いにほめてあげる
  9. 4回に一回の割合で、そのままおやつを与えてもOK

となります。
これを繰り返して行ってみます。

 

「おやつ」を使った方法【その2】

もしもこの方法でも「ふせ」ができない場合は次の方法もあります。

  1. もう一度お座りをさせてやり直す
  2. 「おやつ」を床に下ろしながらも
  3. 犬のお尻に軽く手をのせながらお尻を下げる
  4. お尻を下げると「ふせ」の格好をになる
  5. これができたら「ふせ」と言う
  6. そしてご褒美としておやつをあげてほめる

これを行うことで、「ふせ」ができるようになります。
初めて犬を飼う人は戸惑うこともあるかもしれませんが、伏せをしにくい犬であっても上記の方法を繰り返して行うことで「ふせ」はできるようになります。

 

「伏せ」のポーズにならない場合〜寝たり降参ポーズを取ってしまう

犬によっては「ふせ」と命令しても、伏せのポーズを取らずに、お腹を上に出して「降参ポーズ」を取ったり、寝てしまうなど別の姿勢を取ってしまう犬もいます。

 

そういうちょっとお利口さんではない犬に対しては、次の方法があります。

上記の伏せのポーズを作らせる動作をさせながら「ふせ」の姿勢を作る
このとき

 

◎寝てしまう場合

  1. 前肢を軽く踏む
  2. 犬はぴょんと飛び起きる
  3. 姿勢を正したところで再び伏せの練習をする

 

◎降参ポーズを取る場合

  1. 後肢を軽く踏む
  2. 犬はぴょんと飛び起きる
  3. 姿勢を正したところで再び伏せの練習をする

これを繰り返してしつけるようにしていきます。
もしも、これらの方法でもダメならば「藤井聡先生のしつけ方法」を試してみてください。

 

「伏せ」のしつけを嫌がる場合

「伏せ」は案外難しいしつけの仕方になりますので、様々なシーンで困難さが出てくることがあります。たとえば、

  • 前肢を握るのを嫌がる場合
  • リードを下に引っ張るのを嫌がる場合
  • すぐに立ち上がろうとする場合

こうした状況が起きることがあります。
もし犬が嫌がる場合は、そのしつけ方を無理にさせないことですね。
ここではいくつかの「ふせ」の仕方をご紹介しましたので、ご自分のワンちゃんが好むやり方や抵抗感をあまり示させないやり方が「ふせ」の練習をするのがおすすめです。

 

「ふせ」は畢竟、

  • リードを使う
  • 前肢を前に出させる
  • 背中を押す
  • お尻を下げる
  • おやつを使う

といった方法を組み合わせて、犬が地面に腹ばいになる姿勢にまず持っていくことがポイントになります。いろんなやり方がありますのでぜひやってみてください。

 

 

犬の深層心理をふまえた「ふせ」のしつけ方

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ブログでは、このマニュアルの内容は書けませんので、一般的な方法をご紹介しているだけですが、犬の深層心理を踏まえた本当の方法はおすすめできます。犬を家族としたい方は必見だと思います。


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