犬の入手・購入先にはペットショップ、ブリーダ−、里親の3つがある

「犬を飼いたい!」と思ったなら、「どうやって犬を入手するか?」ということになりますよね。犬の入手の仕方には、大きく分けて3つあります。
それは

 

  • ペットショップで購入
  • ブリーダーから譲り受ける
  • 里親になる

おおむねこの3つになります。
しかしながら、多いのは、ペットショップブリーダーでしょう。

 

初めて犬を飼う人は、そうやって入手すればよいのか迷ってしまうと思います。「なんとなく」という理由で入手することも少なくないと思います。

 

そこで、初めて犬を飼う人向けに、上記の入手の方法について、それぞれの特徴、メリット・デメリットを書いてみます。

 

 

ペットショップで購入

初めて犬を飼う人は、今ではおそらく「ペットショップ」が多いのではないかと思います。ホームセンターにもペットコーナーがあって、15円〜30万円くらいで販売しているお店もありますね。

 

 

ペットショップは、犬を繁殖する「ブリーダー」さんと契約していて、そのブリーダーさんから卸して(入手して)、お店で販売しているところをいいます。

 

ペットショップは敷居が低く、馴染みやすいので、ペットショップでワンちゃんを購入するケースも多いかもしれません。

 

しかしながら、初めて買う人は、ペットショップのメリットとデメリットをご存じないかと思いますので、それを紹介いたしますね。

 

ペットショップのメリットとデメリット

ペットショップのメリットは、箇条書きに書けば、次の通りです。

  1. 手軽に入手できる
  2. 気軽にお店に行ける(ホームセンターの中にもあるくらい)
  3. 多くの犬種を扱っている
  4. ショーケースに入っているのでカタログ感覚で見ることができる
  5. 好みの犬探しとして使える(カタログ感覚)
  6. 人や音に慣れている傾向(例外もあり)
  7. ペット用品、フード、トリミングの特典サービスが付いていることがある
  8. 生命保険などの特典がつくこともある
  9. ショップにはケージ、おもちゃなどもそろっている
  10. ほとんどのグッズもそろっていて便利

 

一方、ペットショップのデメリットは次の通りです

  1. 価格が高くなりがち(直接、ブリーダーから購入するほうが安くなる)
  2. 親犬を見ることができないことが多い
  3. 犬種が多いと選択に迷うことがある
  4. 引取先の家庭環境への配慮はしないで売るだけのところがある
  5. 生後30日〜40日で母犬と引き離して販売されていることが多い
  6. 噛み癖、無駄吠え、威嚇、食糞などの基本的なしつけができていないことがある
  7. 犬社会のルールを身につけていない場合がある
  8. 引っ込み自案、警戒心が強くなっている場合がある(母犬から早く引き離されるため)
  9. 商品化している(ショーケース管理、バーゲンセール販売、値引き販売)
  10. 母親から話されたストレスにより免疫力が弱く病気になることがある
  11. 人の目に触れて続けているためストレスを抱えている場合がある
  12. 無理な交配をしているかどうかの確認がしにくい
  13. 契約書や血統書を巡り客と店側のトラブルが起きるときがある

ご覧の通りです。
まさに一長一短ですね。

 

ペットショップは百貨店〜関連グッズやサービスもそろっているのが魅力

ペットショップは犬の種類が多く、犬関連グッズやフード、トリミングサービスなどの特典も付いていて、何かと助かります。おもちゃや、ゲージもそろっていますので、ペットショップは百貨店のような感じですね。何かと重宝します。

 

 

しかしながら、上記で箇条書きで上げたとおりでして、親犬に会えないことが多いため、どういう性格になるのか、どういう体質なのか、血統種なら本当なのかの確認がしにくいことが挙げられます。犬は、しつけによっても変わりますが、やはり人間と同じで、性格や体質は、遺伝的に受け継いでいるものがあります。

 

犬の飼いやすさからいえば、血統種のように純血種のほうが、性格も体質もわかりやすいため、飼いやすいという点があります。が、ペットショップの多くは、親犬がわかりませんので、微妙な問題と課題を残しています。

 

あと、これも親犬との関連になりますが、子犬は「生後間もないのが可愛い」として人気がありますので、生後30日くらいで母犬から引き離されて、ショップで販売されているケースもあることです。

 

人間サイドのエゴと欲求を刺激した商売になるのでしょうが、犬サイドにしてみると、母犬から30日で引き離すのは問題があります。犬は、最低でも60〜90日は母犬や兄弟と一緒に生活する必要があります。でありませんと、犬社会のルールを覚えることができず、性格に問題が出てくるからです。社交的でなくなったり、臆病になり、攻撃心が強くなることが多くなります。

 

生後まもなく母親から引き離された犬は、飼い始めるとやたらと噛みまくったり、ウンチを食べるようになったりして犬の問題行動をあらわすことも出てきます。これらは実際に起きていることです。

 

また、そのショップが入荷しているブリーダーで、どういう交配をしているのかもわかりにくくなります(といいますか、実際はわかりません)。無りな交配をしているかどうかもわかりません。また血統種といっても、本当なのかどうかもわかりません(母犬に会えないこともあります)。

 

ペットショップの問題(まとめ)

結局、ペットショップの問題は

  • 母犬がわからない(会うことができにくい)
  • 母犬から引き離した時期(時間)がわかりにくい
  • 卸しているブリーダーがどういう交配をしているかがわからない

といった辺りに集約されてくると思います。
しかしながら、良心的なショップもあります。
上記の3項目を確認できるなら、そのショップで購入するのは良いと思います。
ショップは、デパートのようなところですので、いろんなものがそろっています。なんだかんだといっても便利なんですね。

 

しかし、賢いペットショップの使い方もありますね。ペットショップでお気に入りの犬種や犬を確認するといった使い方です。カタログ感覚ですね。お店の人にちょっと怒られそうですが、健康的な子犬と縁が出来ますと、やはり飼いやすいですね。わんちゃんは、性格も健康も良い状態がおすすめです。

 

 

ブリーダーから譲り受ける

ペットショップは敷居が低く、店員も親切だったりして行きやすいところが多いのですが、ブリーダーさんのところで直接、購入するという方法もあります。

 

 

そもそもブリーダーさんは、「犬の繁殖」を生業(なりわい)としている方です。ある特定の犬種を専門的に繁殖させています。ペットショップも、このブリーダーから購入して、お店で販売しています。卸元(おろしもと)がブリーダーさんですね。工場に行って直接購入するといえばわかりやすいかと思います。

 

ブリーダーさんは、ショップの店員と違い、職人的な気質の方も少なくありませんので、ちょっとぶっきらぼうだったり、個性的な方もいらっしゃるかもしれません。またトイプードルとか限定された犬種を繁殖させているところが多くなります。犬種は限定されてきます。しかしながらその犬種についてはプロです。ものすごく詳しい。とことん教えてくださります。

 

気に入った犬種が決まっている方なら、また優良ブリーダーさんを知っているなら、ブリーダーさんから購入するのがオススメです。本当に犬が好きで、おりこうさんにしたいなら、良心的なブリーダーさんから譲り受けるのがいいと思いますね。

 

ペットショップは確かに便利です。サービスもたくさんあります。ですので、この辺りは「好み」になると思いますが、犬を飼い始めてからの世話、しつけを考えると、やはり最初から「おりこうさん度」が高い傾向のある犬がおすすめじゃないかと思いますね。これは初めて犬を飼う人には、わかりにくいことかもしれませんね。

 

ブリーダーのメリットとデメリット

そういうわけでして、ここではブリーダーのメリットとデメリットをご紹介いたします。
まず、ブリーダーのメリットを書きますと、次の通りとなります。

  1. 価格はペットショップよりも安い(ショップへの卸値価格で購入できる)
  2. 親犬を見ることができる上に会える
  3. その犬種について詳しい
  4. 欲しい犬種の中から選ぶことができる
  5. 引取先の家庭環境へ配慮してくれるところがある
  6. 子犬は生後60日以降に引き渡す(母犬から無理に引き離さない)
  7. 基本的なしつけができている(噛み癖、無駄吠え、威嚇、食糞などはしない)
  8. 犬社会のルールを身につけている
  9. 健康的な体質、性格をしている
  10. ショーケースに入れていない
  11. 血統書はブリーダーが保管しているため交配を確認できる

 

ブリーダーのデメリット

  1. 気軽に行けない(初めての人には敷居が高く感じられる)
  2. 限られた犬種(1〜2種くらい)しか扱っていない
  3. 飼う種類が決まっていないと徒労に終わりがち
  4. ペット用品、フード、トリミングの特典サービスは期待できない
  5. ケージ、おもちゃなどのグッズも期待できない
  6. 悪質なブリーダーもいる

 

ブリーダーを活用するためには、

  • 欲しい犬種が決まっている
  • 優良ブリーダーさんを知っている
  • 犬を飼い慣れた友人や知人と一緒に行く

というのが必要かと思います。

 

悪質なブリーダーもいるとか・・・

しかし中には悪質なブリーダーさんもいるようでして、そういうところは、

  • 本当の親犬ではないのを客に見せる
  • 繁殖がずさん(健康管理、衛生面もいい加減)
  • お金儲けのためだけに子犬を販売している

といったことが行われているといいます。
ですので必然的に契約時のトラブルが起きやすくなります。

 

しかし良心的なブリーダーかどうかを判別するのは大変難しくなると思います。まして初めての人には大変困難でしょう。人づてに評判を聞き出したり、信用のおけそうな所から購入するのがおすすめです。

 

とはいっても都会に住んでいる場合は、優良ブリーダーを見つけるのも難しくなります。
ネットの情報も、どこまで信用して良いのやら。

 

結局は、リアルな人間関係の中から、口コミなり評判を頼りにすることになります。残念ながら、こうした優良情報が得られない方は、信頼できそうなペットショップで購入するのがおすすめかと思います。

 

 

里親になる

あと「里親になる」という方法もあります。
「里親」とは、動物を保護している公共機関や動物愛護団体、NPO法人、民間団体、個人から、犬を譲り受けて引き取ることをいいます。
平たくいえば飼い主がいなくなったとかで訳ありになり、保護されている犬を、引き取ることですね。

 

 

里親になるには、

  • 公共機関や民間団体
  • 犬の専門誌の「里親コーナー」
  • 友人、知人
  • ネット情報、SNS、ネット掲示板

といったルートがあります。
こうした処からから犬を譲り受けることもできます。

 

公共機関と民間団体

公共機関と民間団体では、「里親募集」ということで、犬を引き受けてくださる方を募集しているところがあります。
たとえば、次のようなのがあります。

 

◎犬・子犬の里親募集〜犬の譲渡を行っている公共機関と民間団体一覧
https://www.koinuno-heya.com/satooya/index.html

 

各都道府県でも里親になってくださる方を募集しています。

 

>犬の専門誌の「里親コーナー」

犬の専門雑誌で、里親コーナーを募っている場合もあります。

 

◎いぬのきもち/ こいぬ・しつけ・健康のこと、ペットと仲良くなるコツ
https://pet.benesse.ne.jp/dog.html
◎愛犬の友/犬の総合情報|誠文堂新光社
https://www.aikenonline.jp/
◎wan(わん)/書房 雑誌 毎号ひとつのテーマを総力特集する愛犬情報誌
https://www.pet-honpo.com/magazine/wan/
◎RETRIEVER/レトリーバーとの暮らしを豊かに楽しく!
https://www.retriever-e.com/
◎BUHI(ブヒ)/フレンチブルドッグ専門誌 | フレンチブルドッグライフ
https://frenchbulldog.life/buhi

 

友人・知人より譲り受ける

あと、友人や知人から譲り受けるというのがあります。
譲渡ですね。

 

新しく生まれた子犬や、引っ越し、飼い主の高齢化などの事情から、飼うことができない犬を引き受けることですね。里親のケースと本質は同じになりますね。

 

よほど悪意のある友人や知人でない限り、困った犬を譲り受けることは無いかと思いますが、育て方やしつけの仕方で犬の性格も違ってきますね。里親となることと同じ要領で対応することが必要だと思います。

 

ネット情報、SNS、ネット掲示板経由で譲り受ける

最近では、ネット情報、SNSやネット掲示板、オークションで子犬を譲り受ける機会も増えています。ネットを経由して子犬を購入したり譲り受けるケースは最近の特徴でしょう。

 

ただしネットで入手や購入する場合は注意したほうがいいでしょう。できれば控えたほうがいいかもしれません。写真や文字の説明だけでは十分わからないからですね。しかも相手の素性もよくわかりません。ネットで入手し購入するのは完全な自己責任になります。

 

通販と同じ感覚で犬を購入するのは、やはり避けたほうが無難でしょう。訳ありな子犬を、ネットで販売している悪質なブリーダーもいるといいます。犬は、ネットで手に入れるのではなく、リアルで譲り受けるとかしたほうが断然、おすすめです。そもそも安心ですからね。

 

里親のメリットとデメリット

犬を引き取ることを「里親になる」といいますが、里親になることのメリットとデメリットとは一体なんでしょうか。それについて書いてみますね。

 

里親になるメリット

  1. 購入にかかる費用がほとんどかからない
  2. 犬を救済できる(捨てられたり、処分される犬を助けることができる)

 

里親になるデメリット

  1. しつけができていない場合がある(問題行動を起こすことがあり得る)
  2. 病気をしている場合がある
  3. 老犬の場合がある(数年後で犬が亡くなることがある)
  4. 里親を巡ってのトラブルが起きることがある
  5. 里親になるための条件が厳しい場合がある

このようになるかと思います。
里親は、なかなか厄介な問題を抱えていることがあって、そもそも里親になるための条件が厳しい場合があります。

 

◎犬の里親の条件ってこれでいいの?「厳しすぎる」「現実的ではない」との声も
https://wanchan.jp/osusume/detail/3847

 

こちらのサイトにある通りでして、引用いたしますと、

里親になれない条件
単身、男性、学生、未婚のカップル、固定電話無し、フリーメールでのお問い合わせ、8時間以上の留守、60歳以上、飼育経験無し、賃貸住み(ペット可でも)、子持ち

 

条件をクリヤーしても
世帯主の源泉徴収票(or預金残高証明)、勤務先の連絡先(会社に団体から電話確認)、顔写真、身分証明証のコピー、不動産登記、予防接種と去勢避妊証明、毎週の成長報告、寄付、治療費、アポなし自宅訪問、アポあり複数人で自宅調査、エサ指定

こうしたことがあるようです。
その他、対応がぶっきらぼうであったり、横柄であるとか、傷つくことがあるといいます。

 

しかし、こうした冷たい対応を取られるのも理由があります。というのも近年では里親制度を悪用しているケースもあるからだといいます。
たとえば、

  • 里親放棄・・・途中で犬を返す
  • 里親詐欺・・・犬を虐待する

こうしたことが起きているため、里親になる方を充分にチェックするために、疑い深くなるのでしょう。そのため、つっけんどんになったりして、厳しい対応となるのではないかと思います。

 

里親は、動物愛護の観点からも素晴らしい制度だと思いますが、いろいろと問題があることはご理解されたほうがよいかと思います。

 

 

犬の入手でトラブルを避ける方法

以上、長々と詳しく説明してきましたが、結局、犬を入手する方法をまとめると次の一覧表の通りとなります。

入手方法 安心感 価格・費用 しつけ面 健康面 手軽さ サービス 総合評価
ショップ ×
ブリーダー
里親 未知数 未知数  条件次第  ×

このようになりましょうか。
この一覧表はザックリしたものですし、何にウェイトを置くかによっては評価も違ってくると思います。

 

しかしながら、おおむね

  • ペットショップ
  • ブリーダー

が安心かと思います。
犬を入手する選択肢は、この2つがおすすめかと思います。
初めて犬を飼う方は、買い慣れた友人や知人と一緒にブリーダーで購入するのがおすすめと思います。

 

あと、まとめとして、犬を入手・購入する場合、次のことをチェックすると良いかと思います。

  • 犬を商品化していないところ(値引き、バーゲンをしない)
  • 犬を愛しているかどうかチェック(ペットブームや儲かる動機で商売しているかどうか)
  • ショップは数件まわり、ブリーダーも数人まわる
  • 犬の管理をチェック(親犬の様子、子犬を引き離した時期など)
  • 衛生面を必ずチェック(複数の犬がゲージに入っていないか)
  • 対応は丁寧で誠実か(不親切、曖昧な説明、面倒くさがる所は注意)

となります。
ペットを巡るトラブルを年々増加しているといいます。

 

ペットショップへの規制が無いといいますので、「ブームだから」「儲かる」といった理由で「商売」として割り切って事業をしているケースもあるといいます。「お店が大きい」「知名度がある」といった理由だけで選ばないほうが得策かもしれませんね。

 

また契約や血統を巡ってのトラブルも出ています。悪質な業者はそう多くはないと思いたいところですが、心配な方は、ショップの店員やブリーダーが言ったことをICレコーダーで録音するなど対策を講じたほうがいいかもしれません。

 

疑い出したらきりがありませんが、おおよそ「感じの良さようなお店やブリーダー」であれば、大丈夫じゃないかと思います。