子犬とは〜しつけ・飼い方の前に必要な知識

 

子犬のしつけ・飼い方がありますね。
「子犬特有」のことになります。

 

ところで「子犬」とは「何歳」までの犬を言うのでしょうか?
ご存じですか?

 

実は一応、犬には年齢区分による呼び方があります。
ええ、犬の年齢によって呼び方が違ってきます。
それは、

  • 子犬…生後1才まで
  • 成犬…生後1才以降

ということです。
簡単にいってしまえば「1才」を区切りにして「子犬」「成犬」と分けられるということです。このことはドッグフードの表記を見ているとわかりますよね。大概「1才以下云々〜」とあります。

 

 

あと「子犬」の表記にもいくつかありますね。
「仔犬」「子犬」「小犬」
といった具合に3種類あります。
これらの違いもご存じでしょうか?

 

答えをいいますと、

  • 仔犬…子供の犬
  • 子犬…子供の犬
  • 小犬…小型犬

ということです。
実は「仔犬」「子犬」も同じ「子どもの犬」のことをいいます。
「小犬」は小型サイズの犬のことをいいます。大きさですね。

 

そういう前知識・予備知識をおぼえて、小犬のしつけ・飼い方についてご紹介しますね。

 

 

 

子犬の「しつけ」「飼い方」で大切な2つのこと

子犬の「しつけ」「飼い方」において大事なことが2つあります。
それは

  • 生後2〜3ケ月以内(離乳食が終わるまで)は母犬と一緒にしておく
  • 多くの人に触ってもらうようにする

この2つです。
この2つが、小犬のしつけ・飼い方でもっとも大切なことであり基本になります。

 

 

母犬と一緒にしておく

母犬と一緒にしておくのは、「犬社会のルール」を憶えさせるためなんですね。

 

犬は「犬としての自覚」「犬仲間との付き合い方(ルール)」が形成できていないと、他の犬と一緒になったときに浮いてしまったり、警戒心を抱くようになります。

 

また他の犬と一緒にやっていくことができず、攻撃的になったり、吠えたりして厄介なことになります。

 

ですので小犬は離乳食が終わる頃(生後2〜3ケ月)は母親と一緒にすごさせることがおすすめです。決して引き離して人間社会に持ち込まないことですね。

 

 

多くの人に触ってもらう・スキンシップ

また「多くの人に触ってもらう」ことも大切です。
そうしませんと「別離不安症(べつり-ふあんしょう)」という精神病になってしまいます。

 

犬の「別離不安症」とは

「別離不安症」とは、飼い主としかほとんど接触しなかった犬が陥る精神傾向もであります。どういう症状を引き起こすかといえば、

  • 飼い主の姿が見えないと不安が昂じる
  • その不安を自分でコントロールができなくなる
  • 食欲不振、精神不安定、胃腸炎、脱水症状などのストレス疾患を引き起こす
  • 死亡することもある

といった厄介な犬の精神の病です。

「別離不安症」になってしまうと、飼い主は旅行に行くことができず、外出すらもままならなくなります。部屋で一日中吠え続け、近所迷惑になることも出てきます。「別離不安症」になると大変面倒なことになります。

 

「別離不安症」に陥らないためには「多くの人間と接触する」ということになります。多くの人に触ってもらうことで、犬は「別離不安症」にならなくなり、犬らしい健康なメンタリティとなります。とても大事なことですので憶えておいてください。

 

多くの人と触れる方法

子犬が「多くの人に触ってもらうことが大切」「スキンシップが大切だよ」と言われても、さて、都会に住んでいたり、一人暮らしをしている場合、どうやって多くの人に触ってもらえばよいのでしょうか?

 

しかしご安心ください。
都会での生活、一人暮らしをしている方でも工夫次第で犬へのスキンシップを増やすことができます。
たとえば

  • 友人、知り合い、サークル仲間に見せて触ってもらう
  • ご近所の方に触ってもらう
  • 職場に連れていって触ってもらう
  • 散歩に連れ出して(散歩は生後3ケ月以降)人を見るようにする
  • 散歩のときに触ってもらう(都会で見知らぬ人は危ない場合もありますね)

こういった方法があります。
触ってもらうだけでなく、多くの人間の姿を見ることも大切です。

 

子犬の触り方

あと子犬の触り方もあったりします。
ええ、実はあるんですね。
どういう触り方がおすすめかといえば、

  • 頭をなでやすいが、おすすめは「アゴの下」
  • やさしい声をかけてなでるようにする
  • 家に引き取ってから1週間くらいはなでたりしない(見守る)

ということになります。

子犬は、頭をなでるとビックリすることがあります。

最初は手のひらを見せて、そうしてアゴの下をなでるのがおすすめです。
次に、胸、頭、体全体といった具合になでていくのがおすすめです。

 

また家に来て1週間くらいは、新しい環境に慣れていませんので、触ることはしないで、やさしく見守るようにします。犬も怯えていることがあります。

 

 

最初に子犬にしつけること

子犬のしつけで最初に教えることは「やって良いことといけないこと」の区別を付けさせることです。犬に「善悪」を覚えさせることが基本になります。
これは「ほめる」「ダメ(いけない!)」を憶えさせることでもありますね。

 

子犬にわかりやすく物事の良し悪しを教える一番良い方法は、

  • 良いことをすれば…オーバーなくらいに「ほめる」
  • 悪いことをすれば…「ダメ(いけない!)」と言って毅然と叱る

ということです。これは成犬でも同じですね。
子犬の段階では、この基本をしっかりと覚えさせることが大切です。他のしつけもうまく教え込むことができるようになります。

 

 

主従関係を作ることが大切

あと子犬のしつけでも「主従関係」を構築することが大切です。といいますか、犬のしつけ・飼い方では主従関係・信頼関係が根本になります。

 

飼い主がリーダーとなる主従関係が作られていることが大切ですね。飼い主と犬との間で信頼関係が築かれていれば、子犬のしつけはスムーズに行うことができます。主従関係が構築されていれば、本格的な「しつけ」や「マナー」を身につけることがもできるようになります。

 

もしも飼い主をリーダーとみなしていなければ、子犬であってもあなたの言うことや命令を聞かなくなります。しつけができなくなります。まずあなたがリーダーとして振る舞うことで、子犬を従わせて、主従関係を構築することになります。甘噛みは犬があなたをリーダーとみなしていない表れです。

 

 

子犬のしつけのコツとは

子犬のしつけでは、飼い主のあなたとの間に主従関係が築かれているなら、お座り、待て、伏せは簡単に覚えることができます。

 

しかし子犬にも個体差があって能力に違いもあります。
中には物覚えの悪い子犬がいることも事実ですね。あなたの子犬の能力を見ながら、最初は最低限必要なことを、優先順位をつけてしつけを教えていきましょう。

 

犬の能力は犬種や個体差によって違ってきますが、成犬でだいたい人間の4歳程度の学習能力です。つまり成犬の犬であっても「幼稚園児並」の知性ということですね。

 

ですので子犬となれば、人間の4歳児以下の知能になりますので、しつけを一度で覚えてもらおうと考えてはなりませんよね。根気強く教え続けることになります。

 

また子犬のしつけでやってはいけないことは、一度にたくさんのことを覚えさせることです。一度に教えてしまおうとすると、情報処理がうまくできなくなって混乱してしまいます。その結果、子犬はしつけを嫌うようになってしまいます。

 

これは人間でも同じですよね。親が教育熱心過ぎると、子供がダメになってしまいます。これと同じです。
子犬の場合は一つだけを丁寧に、じっくりとしつけていくことが肝要になります。

 

 


プロのドッグトレーナーの「しつけ」が自分でできる
森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法
ダメ犬脱出、藤井聡の犬のしつけ方法